離婚しようと思っても相手方が離婚そのものに応じない、条件面で折り合いがつかない等、話し合いが難航する場合はよくあります。
むしろ難航して当たり前、円満な離婚などごくごく少数だと言いきってしまってもいいくらい、離婚には家事問題の中でも揉める傾向があります。
話し合いがいつまで経っても進まない、そんな時に焦って事を進めようとすると必ず後悔します。
まずは落ち着いて、弁護士の元へ相談に行ったり、家庭裁判所で調停を申し立てたりする方法についても考えてみましょう。
特に調停はお勧めの制度です。
管轄は家庭裁判所になり、裁判所の手続ですが裁判とは異なります。
調停の段階なら必ず弁護士へ代理人を依頼しなきゃいけない、なんて事はありません。本人対応でも十分やっていけます。
調停員を挟んで話し合いでの解決を目指す場所ですから、お互いが感情的になって冷静に話し合いが出来ない場合などお勧めです。
その他の選択肢としては、調停前提で任意の話し合いの段階から弁護士へ代理人を依頼する方法もあります。
相手が話し合いにまったく応じてくれない場合などは弁護士の介入は非常に有効です。

弁護士からの連絡というのはそれだけでインパクトが大きいもので、当事者同士の話し合いのように、それをないがしろにしたり無視したりは出来ないものなのです。
調停もだめ、話し合いもだめ、そうなると裁判手続きへと移行しますが裁判は時間も費用もかかります。
調停や話し合いにおいてなんとか決着を着けたいものです。
有利に話し合いや調停を進めるための準備が必要なので、離婚を考えた時は早い段階から弁護士相談を受けておくことをお勧めします。
相談だけなら料金も数千円で済みますし、そんなに気負わずに気楽に受けることが出来るでしょう。

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