離婚において、お金の事、金銭についての取り決めは非常に重要事項な部分になります。
これからの生活にも直接関わりがあることなので、離婚前にきちんと取り決めるべき事になります。
しかし法律的に無知な状態で話し合いを進めてしまうと、大きな損害を被る可能性があります。
弁護士を立てて、あるいは弁護士相談を受けてある程度の知識を得てから相手方と交渉していきましょう。

金銭的に余裕があるなら、任意の話し合いの段階から弁護士を立ててしまうのもいい方法の一つです。
もちろん弁護士を立てても話し合いがまとまらない場合は調停、裁判へと手続きは進みますが、初期の段階から弁護士が介入することによって迅速に話し合いをまとめる事が可能になります。

特に財産分与や慰謝料については、法律的知識があるのとないのでは結果に大きな差が出てきます。

財産分与でよくトラブルになるのが夫婦共同名義の不動産を所有している場合です。
ローンが残っている場合、どのようにその財産をわけるのか非常に悩む所かと思います。
売却するにしてもオーバーローンの場合もありますし、所有権や保証人の問題も出てきて複雑化します。
どの選択肢がベターなのか慎重に判断する必要が出てきます。

慰謝料についても調停や裁判で争うとなると証拠が必要になってきます。
不貞や暴力行為があった際の証拠を残しておかなければなりません。
証拠集めは別居中よりは同居中の方がいいでしょうし、別居を視野に入れて離婚を考えている方は別居のタイミングにも注意を払ってください。
金銭的な面で心配があり別居に踏み切れない場合でも、相手方へ婚姻費用分担を請求することが出来ます。

つまり様々な法律制度を知る事で離婚の場合は選択肢が広がるのです。

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