わたちたち人間は、常に他所との関わりを持って生きていかなければならない存在です。
その中で職場とは、人生の内最も多くの時間を過ごす場所といってもいいでしょう。
その職場での人間関係というのは、その人間の一生に関わること、といってしまっても過言ではないのかもしれません。
その職場でいわゆるパワハラなどにより、個人の尊厳や人格について侵害されたりすれば、仕事に対するモチベーションを失ったり、精神的身体的な健康を害してしまう事は十分考えられます。
結果休職や退職に追い込まれてしまえば、生きる希望そのものさえ失ってしまうかもしれません。

自分の職場や自分には関係のない問題、と切り離して考えてはいけません。
仮に自分は大丈夫だとしても、自分の家族や友人がパワハラやセクハラなどで深く傷ついていたら…..、それを想像してみてください。
パワハラを始めとする職場のいじめ問題は何も一部の労働者に限定された問題ではなく、この問題は誰しも当事者たりえる身近な問題と認識してください。

社会的にもパワハラについて関心は高く、訴訟沙汰になることも珍しいことではなくなりました。
裁判では、パワハラやセクハラを行った当事者だけではなく、企業側も問題を改善する措置を取らなかった等として使用者として責任を問われる事もよくあります。
それは結果企業のイメージダウンにつながります。
会社側も従業員が安心して働ける職場作り、についてもっと積極的に考えなければならないのではないでしょうか。
セクハラやパワハラについての研修を設けてみたり、相談窓口を設置してみたり、すぐに出来る事は意外とたくさんあります。

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