弁護士の使命とは堅苦しい言葉で表現すると基本的人権を護り
社会正義の実現に尽力することです。
実際には法律に基づき各人の権利を護る活動を行います。
その活動範囲や分野には際限がなく、実に様々なジャンルで活動することができます。

日本の政治は、国会による多数決決議によって決まります。
しかしその多数決が必ずしも正しいとは限りません。
基本的人権をきちんと遵守しているのか、特定の権利や思想が侵害されていないのか常に慎重に判断されなければなりません。
そこで憲法において司法権がこの多数決による基本的人権侵害について判断・救済することが唯一できるとされています。
弁護士はその司法権行使にといて、非常に重要な役割をになっておりまさに社会正義を実現するための手足となるために活動します。
世の中どうしても多数決に押されて少数派の人権や意見がないがしろにされがちです。
それをサポートする役割・国民からの期待を背負っているのが弁護士という職業なのです。

具体的にわかり易い活動例ですとやはり法廷内活動でしょうか。
弁護士は裁判所の法廷で被告や原告の代理人となり答弁を行ったり証拠調べなど依頼人の代理人となり活動します。
テレビのドラマなどでも頻繁に取り上げられるあのシーンを想像してもらえるといいかもしれません。
民事事件刑事事件問わず法廷内で代理人となる事ができるのは弁護士という資格だけになります。
(※一部の簡易裁判所の案件は研修を修了した司法書士も代理人となることができますが、訴額の大きなものつまり地裁高裁案件や刑事裁判は弁護士しか代理人となることはできません。)

ページ上部に