弁護士の業務内容はとても広く様々なジャンルで活動する事ができます。
しかし大きく二つの事件に分類することができます。
民事事件と刑事事件です。
刑事事件において弁護士の役割とは犯罪に関わったであろう被疑者あるいは被告人となっている依頼人の利益や権利を守るために依頼人にかわり裁判において主張や証拠集めを行います。
裁判員裁判も刑事事件に適用されますし、法廷で熱弁を奮う姿などは頻繁にテレビドラマでも取り上げられたりするのでイメージしやすいのではないでしょうか。
国選弁護人制度などもあり国が積極的に全ての被疑者被告人に弁護士を国費でつけるような制度もあります。
ただしあまり刑事事件を専門に取り扱っている弁護士というのは少ないです。

一方民事事件とは家庭内のトラブル、つまり離婚や遺産相続などから貸金請求や差し押さえ、不動産競売、労働紛争や損害賠償請求、名誉棄損、など非常に幅広い分野のことを指します。

弁護士の主な活動としてはは刑事事件同様依頼人の権利を守るために紛争します。
具体的には依頼人の希望を聞きながら、事実関係を整理し依頼人に有利になるように証拠調べや書類を作成して提出したりする作業を行います。
実際の民事事件の裁判とは刑事事件と比べて意外とアッサリしたもので、予め提出した書類を裁判所へ提出して次回期日を決めるだけ、ほんの数10分程度で終わってしまう事もよくあることです。
ですから弁護士の活動としては裁判の最中の活動よりもそれに先駆けて用意する書類など準備期間に重きをおいています。
実際の活動の約8割以上がこの準備作業とすら言われています。

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