イギリスの古い格言には
『弁護士と医者、両者を友人にすることができれば、人生は幸福に満ちた豊かなものになるでしょう』
という格言があります。ご存じでしょうか?

多くの方は医者はわかるけどなんでそこで弁護士が出てくるの?そう思ったのではないでしょうか?

日本は他の先進国に比べて弁護士の数が圧倒的に少なく人権擁護の面から遅れを取っているといってもいいでしょう。
ようやく近年司法制度改革により法曹人口が増えて、個人の権利や主張が通るような世の中になりつつありますが、それでも諸外国に比べるとまだまだです。

誰しもが風邪をひいたり、どこか具合の悪い所があれば医者へ行く。
それと同じように何か不安があったり、困ったことがあれば弁護士へ相談に行く。
これが諸外国では当たり前に定着しているのです。

弁護士は法律の専門家ではありますが、一見法律に関係のないような悩みや相談でも、意外と法律が解決の手助けになったりするものです。
素人が知らない法制度や権利があり、それがトラブルの解決に役立ってしまうことはよくあることなので、言い方は少々強引ですが、弁護士は身近な相談相手、万屋的な側面も持っていると言ってもいいでしょう。
しかしまだまだ日本では弁護士の敷居は高く簡単に気軽に相談に行ける、とまでは言い難い状態です。
それでも従来よりは大分改善されてきてはいるのですが、まだまだ本当に法の助けを必要としている方の所まで手が届いていないのが現状です。
無料相談や弁護士による講演やセミナーがもっと一般化してくれば日本も諸外国に負けないくらいの人権擁護の国になるのではないでしょうか。
そのためにも弁護士が担っている役割と期待は決して小さなものではありません。

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