少し前の時代ではどの職場でも当たり前のように起こっていた職場内の業務中におけるちょっとした発言や行動は、今の時代では「ハラスメント」と認識され、最悪なケースは訴訟にまで発展することがあります。
職場内のハラスメントとして代表的なのがセクハラやパワハラ、このふたつになります。
前者は主に異性間で、後者は上司から部下へ、頻繁に起こる問題になります。
そして誰もがハラスメントの加害者になりえる危険性があるのです。

そのため、企業としてもセクハラパワハラ防止のために何かしらの対策を求められています。
組織の中でハラスメント問題が起こり訴訟にまでなれば、企業が受けるダメージというのは計り知れません。
ハラスメントに対する危機意識が低い、このこと事態がもう既に大きなリスクとなっている時代だということをまずは理解しなければなりません。

まず企業側が出来る事として、セクハラパワハラに対する知識を職員全員に持ってもらう事。
各種研修を開いて啓蒙を進める事が一般的になるかと思います。
しかしその研修も毎年同じテキストを使用したり、ただの読み合わせ、だけでは効果は薄いでしょう。
きちんと研修に対して外部講師を招いたり、実際の裁判例を元に皆でディスカッションしてみたり、バリエーションと工夫を凝らしましょう。
ああ、またいつもの研修ね、と社員に飽きられないように、関心を持たれるような内容の研修を行いましょう。

特に管理者に対する研修は一般社員以上に積極的に取り組みましょう。
職場の環境を整えるのは管理者が自らが手本となるよう態度を示すことが一番手っ取り早いです。
一般社員以上に、意識を高く持ってもらう事が大事です。

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