ハラスメントとは、環境や行われる態様によってセクシャルハラスメント、パワーハラスメント、最近ではキャンパスハラスメントなどがあります。
いわゆるセクハラやパワハラ、ハラスメント全般に対して企業や学校は明確な指針を示し、防止策を行わなければなりません。
各種ハラスメントは予防こそが最大の対策、なのです。

特にセクハラとは異性間に起こるハラスメント問題であり、その捉え方は十人十色になります。
本人にセクハラの意識はなくても相手がそうだと感じれば、それはもう立派なセクハラなのです。
大事なことは職場全体で共通の認識を持つ事です。

そのためには各種研修や勉強会を頻繁に行い意識づけを行う事が最も効果的でしょう。
またセクハラ防止、予防対策の一環として相談窓口の設置、相談員の育成教育も重要な課題になっています。
相談員となると、一般的な研修で用いられるテキストだけでは不十分といえるでしょう。
積極的に外部研修やセミナーに参加させたりしましょう。
一般の職員が受けるような通常の研修から更に一歩踏み込んだ内容の研修が必要といえるでしょう。
具体的には実際の裁判例の検討やグループでのディスカッション、実際の場面を想定してのロールプレイングなどがあります。

しかし実際ここまでのセクハラ研修を企業内で行うのは意外と難しいです。
これらの研修は業務の合間に行うことが大半ですので、割ける時間も人も限られてしまい、何かとおろそかになりがちな部分でもあります。
ひな形のテキストを配って読み合わせをして終わり、それではせっかくの機会が台無しです。

大事なのは「セクハラパワハラに対して、対策をしている」という事を社員全体に周知する事、です。
少しの意識づけでセクハラパワハラは確実になくせます。
しかしその少しの気遣いが出来ないから、問題が顕著化するのです。
職場からハラスメントをなくすことは、実はそんなに難しいことではないのです。

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