少し前の流行語大賞にもなったセクハラ、セクシャルハラスメントは性的な嫌がらせという意味で用いられます。
性的な嫌がらせと一口にいっても、このボーダーラインは非常にあいまいであり、感じ方に個人差があるため、非常に難しい問題ともいえるでしょう。
また近年法律の改正により、セクハラは異性間だけではなく、同性間でも認定される事が明記されました。
自分は大丈夫だと思わず、誰もがセクハラの被害者加害者となる可能性があるものだということを自覚しましょう。

企業側もハラスメント問題は決して個人間の心の弱さの問題と誤った見解を示さない事が大事です。
決して個人間の問題でも心の弱さのせいでもなく、立派な会社の問題なのです。
ハラスメント問題を防止し職場環境を整えるのは企業側も義務にもなります。
定期的な研修を設ける、防止週間を作って社員に啓蒙する、今日から出来ることはたくさんあります。

研修も一般社員用のものや、管理者用のもの、基礎的なものから応用編、バリエーションを揃えて、より理解してもらいやすいように開催しましょう。
単なるレジュメの読み合わせ、だけでは決して望むような効果は得られません。

企業におけるハラスメント対策は、出来る事に限界はありますが、社員に関心を持ってもらうため、より理解を深めてもらうため、工夫を凝らしていかなければなりません。

外部から専門家や講師を招いての研修もおもしろいですよ。
法務担当者だけではなく、全ての社員が参加できる研修やセミナーを定期的に開催したり、研修もステップを踏んで定期的に開催するとより効果的です。

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