法律の専門家といえば弁護士。
他にも行政書士や税理士、司法書士など法律に関する専門家は多数存在しますが、その最たる存在、最もオールマイティー的な存在が弁護士です。
わたしたちは日々暮らしていく中で数多くのトラブルの種が潜んでいます。
いつ事件の当事者と成り得るのかわからないくらい数多くの身近な部分にトラブルは潜んでいるのです。
離婚や遺産相続、貸金請求、未払い賃金、列挙したらキリがありません。
しかしそのいずれも絶対に自分には起こりえない事だと言い切ることなんかできませんよね。
そのすべてが法律で解決できるとはいいませんが、法律が何かの解決の糸口になることは事実です。
ですから何か身近なトラブルが起こった際には弁護士へ相談に行くように進められるのです。
テレビドラマや小説のモチーフに刑事事件の被告人を弁護する弁護士の姿がよく頻繁にクローズアップされる場面がありますが、実際の実務としては身近な生活で起こりえる民事事件に関する仕事の依頼の方が圧倒的に多いといえるでしょう。
民事事件といっても弁護士の活動領域に分野や制限はありません。
医療関係から家庭内のいざこざ、労働問題、貸金請求、言い方は強引ですが何でも仕事にできてしまう、そんな魅力のある仕事です。弁護士が増えすぎて仕事がなくなったと嘆く人もいるようですが、まだまだ潜在的に法律の手助けを求めている人や分野業界は数多く存在します。
取り扱える分野が広いため、全てのジャンルにおいて精通することはほぼ不可能です。
そのため得意分野をいくつかに絞って活動する弁護士が大半です。
離婚などの家事事件に強い弁護士、企業の法務トラブルに強い企業弁護士、実に多くの分野で圧倒的な存在感を見えるのが弁護士という資格なのです。