人間は誰しもが否応なしに他人と関わり合いながら生きていかなければなりません。
この世に一人っきりで生まれて一人っきりで生きていく人間なんてどこにもいないのです。

学校や会社、家庭、そのフィールドによって数多くの人間関係が存在します。
しかし一般的な社会人にとって、職場は家庭やプライベートに比べて最も多くの時間を過ごす場所になります。
この職場の環境が劣悪な場合、相当なストレスが本人を襲います。

近年残業代の未払いやセクハラパワハラ問題は日常茶飯事となり、訴訟や労働審判が起こされることはもはや珍しいことではなくなりました。
一日の大半を過ごす会社で、人格を否定されたり、ムシをされたり、仕事を与えられなかったり、逆に多すぎる仕事を押し付けられたりすれば、精神的にも追い込まれることは必至です。

パワハラセクハラなど、職場のいじめで悩む方は絶対に一人で抱え込んではいけません。
これくらい耐えなきゃ、そう思って我慢することはおすすめできません。
そうしていくうちに心の病を発症してしまう事も十分考えられます。
自分の心が嫌だ、苦しい、不快だ、そう思ったらその心のサインを大事にしましょう。
時には心の声に正直になる事も大切です。
まずは身近な人に相談し、公の場ですと都道府県の労働局や労働基準監督署の相談コーナー、退職を考えていて何かしらの法的措置を望むなら弁護士や社会保険労務士などたくさん相談窓口はあります。

被害者となった方はいつどんな時にどんなことをされたのか、記録をつけておくといいでしょう。
働くこと、それはセクハラやパワハラ、いじめに耐える事では決してないのです。

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