相続とはだれもが経験しうる身近な問題です。
しかも相続とひとくちいっても様々な手続きが存在し、どのが問題になるのかはそのご家庭ごとにケースバイケースです。

しかし一番多い相続トラブルはやはり親族間での遺産分割に関するものです。
よく聞く骨肉の争い、は何もテレビや週刊誌だけの話ではありません。
うちには目立った遺産なんんてないから、関係ない、
その考えこそ最も危険です。
実際裁判所の発表している司法統計では家事事件、相続に関する事件が増えてきています。
そしてさらに突っ込んでみていくと、遺産総額200万円未満で争っているケースが近年とても多い。
つまり遺産相続に関する相続トラブルはもう遺産の大小はあまり影響がないと考えておいたほうがいいでしょう。

遺産分割でもめてしまった場合、解決する方法はいくつかあります。
まず第一に当事者同士で任意で話し合いを行う。
これがうまくいかなければ、調停を利用する、さらには裁判を利用する方法があります。
いずれにしても、法律的な知識が必要になります。

相手と争うことになった際、さらに裁判所の手続きを利用するとなった際には、代理人弁護士を立てることをおすすめします。
こういう親族間での争いは、どうしても本人同士で話をまとめようとすることは感情の行き違いから難しくなります。
間に第三者を介入させることですんなりまとまったりするものです。
弁護士を立てるのもよし、あるいは調停を申し立てて調停員に間に入ってもらう、どちらでもいいです。
いがみ合っている当事者同士が話し合いの落としどころを決めるのは難しいですし、何より感情的な消耗が激しいです。

あ、無理だなと思ったら、別の選択肢を探してみましょう。
弁護士に依頼する問わず、早い段階から相談に行くことも大事です。
弁護士は代理人だけが仕事ではありません。
相続トラブルを未然に防ぐためのアドバイス・相談も立派な弁護士業務です。

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